NEW環境展で中国禁輸の影響について講演をしました
NEW環境展2019の記念セミナー「新時代を迎える処理困難物の処理・リサイクル」が3月14日に開催されました。テーマは、「雑品スクラップ」「家庭系有害危険廃棄物」「PCB」「太陽光パネル」「充電池」のそれぞれについて講師を変えて実施されました。
参加者は150名という大盛況で、業界関係者の関心の高さがうかがえます。皆さん熱心に聴講されていました。
弊社の堀口シニアコンサルタントは、第1部の「雑品スクラップ取り扱いの最新動向」について50分お話ししました。
雑品がテーマとはいえ、2017年ごろから始まった中国の廃棄物輸入規制の影響で、廃棄物業界全体の処理が滞っていること、今後の課題、注意点について説明をしました。雑品スクラップについては今年から輸出がゼロとなったために、いわゆる有価物についても注意が必要というお話をしました。
リバーグループや大栄環境グループの動きについても触れ、メジャーヴィーナス・ジャパンは両親会社の元で安定的に廃棄物、スクラップ、雑品を受け入れているという状況もご説明しました。最近では中間処理業者さんからも受け入れしており、関東圏に滞留する産業廃棄物を関西方面に送り出すハブ的役割を担っています。
<アンケート結果>
アンケートでは、「大変参考になった」・「参考になった」と回答された方が85%を超えました。
堀口が担当した雑品スクラップの講義についてのコメントを一部ご紹介します。
「雑プラへの取り組みのヒントになる部分がいくつかあった」(処理業/40代・男性)
「一番興味があったので、もっと聞きたかった」(排出企業/20代・女性)
「雑品スクラップに関して今後どうするかの判断について非常に参考になりました。色々と考えなければならないことが思った以上にあることに少々げんなりしてはいますが」(処理業/50代・男性)
<当日使用したパワーポイント資料の一部>
今回は廃棄物処理法の解説ではないため、ほとんどが新たに作成したオリジナル資料でした。
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